2021年10月20日調査 · 2026年8月2日公開

6歳未満の子供がいる夫婦の一日の使い方

社会生活基本調査は、6歳未満の子供がいる夫婦の一日の使い方を記録しています。共働き世帯では妻の無償の家庭内労働は夫の3.4倍で、妻が無業でも夫の時間はほとんど変わりません。

3.4倍 — 共働きで6歳未満の子供がいる世帯における、妻の無償の家庭内労働の量(夫比)1時間54分 · 6時間31分

出典: 令和3年社会生活基本調査 第77-1表 曜日,男女,ふだんの就業状態,共働きか否か,6歳未満の子供の有無・育児支援の利用の状況,行動の種類別総平均時間(子供のいる世帯の夫・妻)-全国,都道府県

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この調査が測っているもの

共働きで6歳未満の子供がいる世帯では、夫の無償の家庭内労働は1時間54分、妻は6時間31分です。

総務省統計局は5年ごとに、数万人にある一日の行動を時間帯ごとに記録してもらっています。令和3年調査では、就学前の子供を育てている夫婦という特定の集団を取り出せます。

本稿で用いる指標は、その行動をしなかった人を0分として含めた集団全体の平均です。この選択は重要です。調査は行動者だけの平均も公表していますが、それでは家事をまったくしなかった夫が集計から静かに外れてしまいます。

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夫と妻で一日の使い方はどう違うか

夫の一日には仕事が多く、妻の一日には無償の労働が多い。しかも妻自身も3時間34分働いています。

下の帯は、夫と妻それぞれの1日1,440分すべてです。公表されている20の行動区分は、形が読み取れるよう4つの帯にまとめています。20区分すべては下のデータ表にあります。

曜日を日曜日に切り替えると、夫の無償労働は平日の1時間16分から3時間40分へとおよそ3倍になります。妻も7時間18分に増えます。日曜日には差が縮まりますが、なくなることはありません。

夫と妻の一日の使い方

6歳未満の子供がいる世帯、週全体。メニューで世帯類型と曜日を変更できます。

無償の家庭内労働 · 夫 1時間54分 · 妻 6時間31分 · 3.4×

  • 睡眠・食事・身の回りの用事
  • 仕事・通勤・学業
  • 家事・育児・介護・買い物
  • 自由時間・その他の移動
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行動の種類夫妻
睡眠7時間50分7時間55分
身の回りの用事1時間11分1時間17分
食事1時間26分1時間24分
通勤・通学48分29分
仕事7時間21分3時間34分
学業2分3分
家事33分2時間36分
介護・看護1分3分
育児1時間3分3時間23分
買い物17分29分
移動(通勤・通学を除く)20分26分
テレビ・ラジオ・新聞・雑誌29分21分
休養・くつろぎ1時間39分1時間20分
学習・自己啓発・訓練(学業以外)5分2分
趣味・娯楽26分14分
スポーツ6分3分
ボランティア活動・社会参加活動1分1分
交際・付き合い6分8分
受診・療養6分4分
その他8分10分

出典: 令和3年社会生活基本調査 第77-1表 曜日,男女,ふだんの就業状態,共働きか否か,6歳未満の子供の有無・育児支援の利用の状況,行動の種類別総平均時間(子供のいる世帯の夫・妻)-全国,都道府県 · その行動をしなかった人を0分として含めた平均

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妻が無業でも、夫の時間はほとんど変わらない

妻が無業の場合、夫の無償の家庭内労働は1時間54分から1時間48分へとわずかに減り、妻は6時間31分から9時間27分へ増えます。

これは説明の難しい結果です。共働き世帯から夫のみ有業の世帯へ移ると、妻の無償労働は1日あたり3時間近く変わります。夫の側は6分、しかも減る方向に変わるだけです。

つまり世帯の無償労働はほぼ一人に吸収されており、もう一人が外で働いているかどうかは、その人が家庭内ですることにほとんど影響していません。

世帯類型別の無償の家庭内労働

家事・介護・育児・買い物の合計(1日あたり)。メニューで曜日を変更できます。

夫 · 夫が有業で妻も有業(共働き): 1時間54分 → 夫が有業で妻が無業: 1時間48分

データ表を見る · 週全体
データ表を見る · 週全体
世帯類型対象無償の家庭内労働仕事
6歳未満の子供がいる世帯(総数)夫1時間53分7時間18分
6歳未満の子供がいる世帯(総数)妻7時間26分2時間26分
夫が有業で妻も有業(共働き)夫1時間54分7時間21分
夫が有業で妻も有業(共働き)妻6時間31分3時間34分
夫が有業で妻が無業夫1時間48分7時間19分
夫が有業で妻が無業妻9時間27分1分

出典: 令和3年社会生活基本調査 第77-1表 曜日,男女,ふだんの就業状態,共働きか否か,6歳未満の子供の有無・育児支援の利用の状況,行動の種類別総平均時間(子供のいる世帯の夫・妻)-全国,都道府県 · その行動をしなかった人を0分として含めた平均

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都道府県別に見た差の大きさ

共働き世帯では、妻の無償労働は鹿児島県で夫の2.2倍、石川県で7.2倍です。

全国平均は大きなばらつきを隠しています。最も均等な県では夫は1日2時間以上を担っていますが、最も偏った県ではおよそ1時間です。

順位は慎重に扱ってください。ここでの都道府県別の値は各セル87〜277人の記録に基づき、両端の石川県と鹿児島県はいずれも約140人です。差がどこでも大きく、地域差があること自体は読み取れますが、順位を確定したり、両端の開きを測定された量として扱うには足りません。各県の標本数はデータ表にあります。

都道府県別・妻の無償労働は夫の何倍か

妻の無償労働時間を夫の時間で割った値(週全体)。メニューで世帯類型を変更できます。

最大の差: 石川県 7.2× · 最小の差: 鹿児島県 2.2×

1×7.2×
データ表を見る · 夫が有業で妻も有業(共働き)
データ表を見る · 夫が有業で妻も有業(共働き)
都道府県夫妻妻÷夫標本数
石川県1時間7時間13分7.2×138
香川県1時間32分7時間10分4.7×123
愛媛県1時間21分6時間17分4.7×100
長崎県1時間16分5時間52分4.6×105
福岡県1時間27分6時間37分4.6×184
大阪府1時間44分7時間31分4.3×130
沖縄県1時間33分6時間43分4.3×141
茨城県1時間25分5時間47分4.1×93
山形県1時間29分6時間2分4.1×160
岡山県1時間40分6時間39分4.0×122
熊本県1時間30分5時間59分4.0×131
滋賀県1時間46分6時間56分3.9×129
山口県1時間35分6時間7分3.9×105
大分県1時間32分5時間51分3.8×127
群馬県1時間56分7時間12分3.7×121
青森県1時間34分5時間48分3.7×111
長野県2時間15分8時間15分3.7×135
富山県1時間35分5時間47分3.7×143
埼玉県1時間57分7時間1分3.6×196
三重県2時間9分7時間44分3.6×109
広島県1時間41分6時間3分3.6×124
東京都1時間58分6時間54分3.5×138
兵庫県1時間42分5時間56分3.5×116
岐阜県1時間52分6時間24分3.4×143
佐賀県1時間35分5時間25分3.4×154
愛知県1時間55分6時間28分3.4×274
宮城県1時間54分6時間21分3.3×97
和歌山県1時間45分5時間36分3.2×89
神奈川県2時間12分6時間57分3.2×177
徳島県1時間48分5時間41分3.2×108
栃木県1時間52分5時間48分3.1×148
千葉県2時間25分7時間25分3.1×168
京都府1時間55分5時間52分3.1×101
奈良県2時間29分7時間30分3.0×107
山梨県1時間55分5時間45分3.0×111
岩手県1時間50分5時間22分2.9×110
鳥取県2時間5時間51分2.9×120
福井県2時間21分6時間50分2.9×143
静岡県2時間7分6時間2.8×115
北海道1時間57分5時間30分2.8×152
福島県2時間6分5時間52分2.8×128
秋田県2時間21分6時間33分2.8×87
高知県2時間20分6時間27分2.8×137
宮崎県2時間14分5時間50分2.6×141
新潟県2時間19分5時間38分2.4×159
島根県2時間20分5時間37分2.4×166
鹿児島県2時間17分5時間7分2.2×158

出典: 令和3年社会生活基本調査 第77-1表 曜日,男女,ふだんの就業状態,共働きか否か,6歳未満の子供の有無・育児支援の利用の状況,行動の種類別総平均時間(子供のいる世帯の夫・妻)-全国,都道府県 · 標本調査。都道府県別の値は87〜277人の回答に基づく